今年も残りわずかとなりました。
この一年、aozora yoga kumamotoにご参加くださった全ての方に、
日ごろ、ご指導くだっさている先生方に、
心より感謝いたします。
今年はどんな年でしたか?
年号が変わり、気持ちを新たにされた方も多かったのではないでしょうか。
私はヨガ教室を通して、さまざまな年代の方、バックグラウンドをお持ちの方(おもに女性)と日々かかわりを持ちます。
夢にむかって必死に努力されている方、
使命感をもって仕事に取り組まれている方、
妊活中の方、
妊娠中の方、
子育てに奮闘している方、
子育てを終えた方、
孫育てにこれまた奮闘中の方、
シニアライフを謳歌されている方、
お子さんが結婚された方、
身近な家族を亡くされた方・・・。
どの人生もとても豊かで、ドラマチック。
そして、どのライフステージも、なぜかどこか切ない。
生きる切なさって、なんなんでしょう。
ヨガティーチャーとして活動を始めて3年がたちますが、
ヨガの教えは、この「切なさ」をやわらかく包んでくれるものだと感じるこの頃です。
去年の私に一番ぴったりだったヨガの教えは「サントーシャ(知足)」でしたが、
今年は「ブラフマチャリヤ(エネルギーのコントロール)」です。
夫が大病・生死をさまよう大手術をし、私も過労で入院したことから、
日々のエネルギーコントロールこそが心身の健康や命を守る術なのだと体験を持って感じています。
ブラフマチャリヤは禁欲と訳されることもありますが、
「散漫しているエネルギーを集中させていく・無駄にエネルギーを浪費しない」という広い意味があります。
私も40代も後半に入り、周波数の合わない人物や場所、物事にむやみに関わってエネルギーを浪費することは、自分のためにも人のためにもならず、と思うこの頃です。
みなさんにとって今年のキーワードは?
ぜひ、今年起きたことと共に思い巡らせてみてくださいね。
さて、来年はいよいよオリンピックイヤーです。
地球温暖化への意識の高まりや、AIなど先進技術の日常化など、世界規模でライフスタイルや価値観が大きく変わる時期に突入する気がしています。
足の裏はしっかりと地に着けながら、柔軟に軽やかに風に身を任せる。
そんな年になったらいいですね。
最後に、先日アフガニスタンで亡くなられたペシャワール会代表の中村哲さんが大事にされていたという言葉をご紹介します。
「以一言 生涯守るべきことありや それ恕ならんか」
これは、『論語』の中にある一説で、孔子と弟子のやりとりを記したものだそうです。
”師(孔子)に、一生実行するに値する一言はなにか?と聞くと、
師は恕(思いやり)だろう と答えた”
という内容。
幼少期から論語などの中国古典に親しんでいたという中村さん。
この言葉の意味の深さもさることながら、彼の学問への造詣の深さを感じます。
知識・知性、それは自分が困難にあるとき、または困難な中にある人を助けるときに足元を照らしてくれるものではないでしょうか。
そして「恕・思いやり」の心は、まずに自分に対して向けるものでは、とも感じています。
今年ラストも長い文章となってしまいました。
読んでくださり、ありがとうございます。
また、来年元気にお会いできることを楽しみにしています。
(私は東京の実家でゆっくり骨休め、エネルギーチャージしてきます!)
どうぞ、良いお年をお迎えください。
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