2025年8月のメッセージ


8月、葉月となりました。

暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか?


江津湖周辺は、日中は高温のあまり外に出るのも危険な状態ですが、早朝と夕方は風が涼しく、たくさんの方がジョギングやウォーキング、犬の散歩を楽しまれています。

おそらく、朝6時と夕方6時が江津湖のラッシュアワー。

夏の江津湖はみんなのクールスポットです。


我が家では、早めに夕食を済ませて、日暮れ前の時間帯にゆっくりと江津湖周辺をお散歩するのが楽しみとなっています。


たわいのない話をしたり、一番星を探したり、自販機でアイスを買って食べたり。

湧き水に足を浸してふーっとため息をつけば、過ぎ行く夏に切なさすら感じてしまいます。


夕陽の色や空のグラディエーションは刻々と変化し、自然のダイナミズムを感じさせてくれます。

夕暮れの空と湖は、溶け合ったひとつの世界のよう。



みなさんのお住まいの地域に、ホッとできるクールスポットはありますか?


緑があるところ、水が湧き出ているところ、空を広く見渡せるところ、風かここちよく吹き抜けるところ、など。


冷房の効いた部屋にこもりきりだと、熱が体の中に滞留してしまい、夏バテや秋の不調の原因になることもありますので、ぜひ早朝や夕方、ふらりとお散歩に出かけてみてくださいね。


8月のヨガは、体をほどよく動かし、こもった熱をクールダウンするような中程度の内容を心がけていきます。

上昇しがちなエネルギーを下方に落ち着け、夜はここちよく眠れるように、呼吸法や瞑想も行います。


まだまだ続くこの暑さ、ぜひヨガでリフレッシュされてください。




夏も真っ盛りといったところですが、いかがお過ごしでしょうか。

夏休み中のお子さんが家にいてテンヤワンヤの方も多いかと思います。

本当に、お疲れ様でございます。


これまでの私は、夏休みも規則正しく、いつも通りのルーティンを守ることに注力してきましたが、その努力に疲れ果ててしまい、昨年はストレスと疲労から帯状疱疹が出てしまいました。

誰のせいでもない、私自身の執着がブーメランのように自分の肉体に返ってきたのだ、と思いました。


その教訓を活かして、今年の夏休み期間は、通常の50%ぐらいのエネルギーで生活することを決めました。


小4息子については、休憩時間を守れば、テレビ、ゲーム時間は自己裁量。

学童に行くも、行かないも自分で決める。

私がテレビやゲームの音に強いストレスを感じるので、ヘッドフォンをしてもらう。

(デジタル音声を聞かなくてすむだけで、かなりストレスが軽減します)


私は、食事作りはほどほど、食洗器をフル活用する、お昼寝をする、時々ふらりと外出して一人時間を確保する、など。


そして、夏休み中のレッスン数を半分にして、突然の予定変更にフレキシブルに対応できるようにしました。

今のところ、私も息子もあまりストレスなく、そこそこ機嫌良く過ごすことができています。


息子も、普段は学校で精いっぱい頑張っているので、夏休みは自由に過ごさせてやろうと思っています。



さて先日、夏休みの家族旅行として大阪に行ってきました。

目的は大阪万博でしたが、今回は旅行会社さんにすべて手配していただき、とても快適な旅となりました。


万博は予想をはるかに上回る素晴らしい体験で、まだ感動の余韻で頭がぼーっとしています。


今回はパビリオンをひとつも予約していない、完全にノープラン状態で行きました。

行き当たりばったりの偶然に身を任せたいと思っていましたが、入場してみると万博の方からどんどん迫ってくるような、そんな感覚でした。


海外パビリオンは基本予約なしで入れますし(人気のパビリオンは長時間並びます)、コモンズというたくさんの国のブースが集まっている会場があり、コモンズを廻るだけでもかなりの数の国や地域の文化に触れることができます。


お昼を過ぎると、海外パビリオンも少しずつ空いてきましたので、息子を夫に託して、いくつかのパビリオンに並んで入ることができました。


特に印象的だったのは、アラブ首長国連邦(UAE)のパビリオンです。

テーマは『大地から天空へ』。

会場内には、ナツメヤシを束ねた90本の柱が林立する、厳粛で静謐な空間が広がっていました。


信じるものが絶対唯一である文化圏の、神聖で穏やかな空気感に五感が研ぎ澄まされていくようでした。


宇宙の営みに敬意を持ち、その巡りに沿って与えられた人生を粛々と生きることが美徳とされる、極限まで洗練された文化。

私がこれまで持っていたアラブ世界のイメージとはまるで真逆の世界観でした。


もっともっと、アラビア文化について知りたいと思いました。

いつか、中東を旅してみたい、アラビア語やイスラム教についても学んでみたい。


私の心に、すぅっと一つの美しい石が投げ込まれたような体験でした。



今回、万博を通してたくさんの国や地域を知ることができ、強く感じたことは、


私たち人間は地球上のどの地域に住んでいても、みんな等しく『地球の子供』であること。


誰もが、”人間は自然とつながらなければ生きていけない”ということを本質レベルで知っていること。


そして、その国や地域の価値観や道徳観念、正義や信条は、その地域の気候・風土・地理に大きく影響を受けていること。

内陸なのか、海沿いなのか、赤道近くなのか。

北半球なのか、南半球なのか、雨の多い地域なのか、乾燥しているのか、どんな植物や生物が生息しているのか。

どのような食物を糧とし、何を生業としているのか。


そして、それらの違いははっきりと線を引くように分かれているのではなくて、ゆるやかなグラディエーションを描きながらこの地球を覆っている、まるで鮮やかな織物のようだと感じました。


万博会場は広大で、一日ではとうてい満足するまで回ることができませんでした。

シグネチャーパビリオンや日本のテック系パビリオンなど予約の必要なパビリオンはひとつも見れませんでしたし、住んだり訪れたことのある国や先進国パビリオンも今回は見送りました。

各国のグルメも楽しみたかったな…。


気合を入れれば、大阪~熊本は日帰りも十分に可能なので、叶うのであればあと2~3回足を運びたいほどです。


万博はこれまで名前すら聞いたことのなかった国や地域を知る機会、飛行機で数十時間かけないと辿りつけない文化に触れることができる、とても貴重な機会だと思います。


私がこれまで世界だと思い込んでいたものは、砂漠の砂ひと粒に過ぎないのだ、と思い知らされました。


長々と感想を書き連ねましたが、未知の世界との出会いを求めて、ぜひ大阪万博に足を運んでみてください。



さて、aozora yogaのイベントレッスンや講座についてのお知らせです。


7月に、2025年ヨガ哲学講座の第3回を行いました。

今回は『知足(サントーシャ)』について考えを深め、ヨガの実践(クリヤヨガ)として『マウナ』(沈黙の練習)やマントラ・チャンティングについて学びました。


今回でヤマ、ニヤマの学びを終えましたので、残り2回は八支則のまとめとスピーチの準備、個々人における実践を深める機会を大切にしたいと思っています。


3年間続けてきたヨガ哲学講座もいよいよ最終盤となります。

継続して参加いただいているみなさまとは、ソウルメイトのように心が通じ合う間柄となりました。

残り2回がより充実した時間となるように、気を引き締めて準備に取り組みたいと思います。


今後のイベントレッスンですが、8月17日(日)の週末オープンクラスは満席を頂いております。

キャンセル待ちをご希望の方はご連絡お待ちしております。


また、次回の江津湖早朝ヨガは10月5日(日)6:30-7:30に開催いたします。

予約不要、参加費無料ですので、ぜひお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。



まだまだ暑さは続きますが、季節はゆっくりと秋に向かって動いています。

早朝に庭の水やりをしていますが、どんどん日の出が遅くなるのを感じています。


月日はあっという間に通り過ぎていってしまいますね。

一年の中でも、8月は深い印象を残す月。

心の中に湧いてくる前向きな衝動を健やかに花開かせて、「暑かったけど、なんか楽しかったな」と思い返せるような、そんな2025年の夏となりますように。


みなさまの、心の平安と体の健康が守られますようにお祈りいたします。


aozora yoga kumamoto

江津湖ほど近くにある アットホームな自宅ヨガスタジオ