さわやかな風が心地よい5月となりました。
一年の中でも、過ごしやすい季節ですね。
各地でいかがお過ごしでしょうか。
江津湖周辺では、新緑が眩しく輝き、カラフルな花たちが思い思いに咲き乱れています。
朝陽も、夕陽も本当に美しい。
いったい誰が、何のために、この素晴らしい世界を創造したのか。
江津湖を見つめていると、有史以来、人間が問い続けていた疑問が、ふと胸をよぎる瞬間があります。
過ごしやすい季節ですが、寒暖の差が激しく、乾燥や黄砂で呼吸しずらくなることも。
年度の切り替えで、心身共にお疲れの方も多いかと思います。
時に、予定のない一日を作って、ゆっくり過ごせるといいですね。
休むことに努力が必要な時代。
ヨガの練習でも、最後のシャバアサナ(屍のポーズ)が一番難しいと言われています。
何もせずに、ただ仰向けになり、意識はあるけれど、体とマインドは完全にリラックスしている状態。
本物のヨギは、歩いていても、食べていても、話していても、シャバアサナを深めている時ような静けさの中にいるのでしょう。
到底その域には達することはできませんが、せめて今日一日のうちに、ふっと気持ちを緩める時間を作りたいものです。
そして、自分の外側の世界と、自分の内側の世界が、呼吸を通して常に循環していることに意識を向ける。それが体、心、マインドの休息につながるのでは、と思います。
日本はゴールデンウィーク。
ご予定はありますか?
日常を飛び出して旅へ出る方、遠方からの家族や友人を迎える方、近場でゆっくり過ごす方、いつも通りの方、いつもよりもっと忙しい方、それぞれかと思います。
私は、大切な友人と食事を共にする機会がいくつかと、友人家族と阿蘇にキャンプに行く計画があり、とても楽しみにしています。
子どもが小学校高学年に差しかかり、だいぶ落ち着いてきましたので、長期休暇に大掛かりな家族旅行を計画する必要がなくなり、少しホッとしています。
複数家族でのキャンプは子供同士で延々と遊び続けてくれるので、大人は見守りながらゆっくり過ごせてとても楽です。
家族の在り方は、常に変化し続けますね。
さて、私の家には小さな庭がありますが、8年経って小さな生態系が形成されているのをはっきりと感じるようになりました。
特に、小さな手水鉢を置いて水を張り、水草を育てるようになって、さまざまな種類の鳥が水を飲みに来るようになりました。
鳥たちはそこでパシャパシャと水浴びをすることも。
その姿は本当に愛らしく、つい見入ってしまいます。
そして、夏になるとたくさんの蝉がどこからともなく現れ、シマトネリコの木にとまって全身を振るわせて命が尽きるまで鳴き続けます。
小さな体のどこからこんなボリュームの音が出るのかと不思議に思うほど、想像をはるかに超える声量。
神様は、すべての存在にその命を生ききるだけの力を与えて下さる。
もちろん、地域ネコたちもうちの庭が大好き(なはず)。
手水鉢の水を飲み、畑の土を掘り返して、天気の良い日には、ベランダでのんびりひなたぼっこしていることも。
彼らの自由さが、心から羨ましい。
先日、東京は品川に数十年振りに行く機会がありました。
リニアモーターカーの開通を見込んで大規模に再開発され、まるで宇宙船のような無機質な世界がひろがっていて、驚きました。
目に映るもの、全てが人工物。
ナチュラルなものを見つけることはできませんでした。
ゆらぎのない世界、大量のコンクリートで大地を覆いつくした世界。
都市には都市の役割があり、地方には地方の役割がある。
ただ、熊本の家に帰って我が家の庭を眺めていると、やっぱり自然とのつながりを感じながら生活していたいと思いました。
ヨガ教室では、5月11日(日)に江津湖早朝ヨガ、6月12日(木)にはじめてのアーユルヴェーダ講座、6月29日(日)に秋津公民館にて週末オープンクラスがあります。
江津湖早朝ヨガは参加費無料、自由参加です。
屋外でのヨガが気持ちの良い季節、どうぞ、お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。
アーユルヴェーダ講座では、「ディナチャリア」というアーユルヴェーダ的理想的な一日の過ごし方について学びます。
セサミオイルのキュアリング(加熱)やオイル活用法の実演、浄化法である鼻うがいのご紹介もありますので、楽しんでいただけると思います。
次回の週末オープンクラスは、夏至の日に合わせてトラディショナルなヨガを行う予定です。
ベーシックなアーサナ(ポーズ)の後、時間をゆっくりとかけて呼吸法(調気法)と瞑想を行います。陽が極まるといわれる夏至の時期に、自分のエネルギーをいかにコントロールしていくか、ヨガの技法を用いて練習します。
5月は気温も上がり、のびのびと体を動かすのに適した季節です。
ぜひ、ヨガやアーユルヴェーダの実践で冬の間にため込んだものをすっきりと浄化し、暑い季節に備えましょう。
みなさまと、練習や学びの時間をご一緒できることを楽しみにしています。
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