いよいよ、今年も残すところ2ヶ月となりました。
このブログを書いている今、私は半袖を着ています。
九州、熊本はまだまだ日中は暑く、素足で過ごす毎日です。
日の出は遅くなり、日没は早くなりましたが、体感温度と日照時間にズレが起きていて、時々今が何月なのかを忘れてしまうようです。
みなさまにおかれましては、元気でお過ごしでしょうか?
これから加速的に年末モードに入り、行事やイベントも多い季節ですので、気ぜわしく感じられる方もいらっしゃるかと思います。
この季節、特に冷えに気を付けることと、消化の良い食べ物を適量摂ること。
休息の時間をもつように心がけること、定期的に体を動かすことが大切です。
年明けに、風邪などでばったり倒れてしまわないように、余白を残しながらご自愛モードで過ごしたいですね。
レッスンでは、毎年この時期から太陽礼拝を深めるタームに入ってくるのですが、みなさん残暑でお疲れのご様子なので、このところは体に負荷をかけすぎないリラックスした内容が続いていました。
最高気温が25度を下回るようになりましたら、徐々に太陽礼拝の回数を増やして、年末に向けて心と体の澱(おり)を落としていくような、呼吸や身体の動きに集中する練習を重ねていきたいと思います。
さて、10月はレッスン後のおしゃべりタイムに「2024年芋・栗・南京(かぼちゃ)選手権」と題して、秋に旬を迎えるこの3つの食材のうち、どれが一番好きか、そしてどのようなレシピで味わっているかをお聞きしました。
順位は、1位 栗、2位 芋(さつまいも)、3位 かぼちゃ、でした!
栗は季節ものであることと、調理が難しいため希少価値を感じていらっしゃるようです。
好きな食べ方は、栗ごはん、渋皮煮、甘露煮、モンブランなどのスイーツ、などなど。
実家やおばあちゃんの家に栗の木があった、という方も何人かいらっしゃり、シンプルにゆで栗にして、二つに割ってスプーンでほじって食べるのが大好きだった、という素敵なエピソードも。
モンブランについてはケーキ屋さんによって個性があるようで、ケーキ屋さんの話題で大いに盛り上がりました。
私が関東に住んでいたころは、駅前やアーケード街に『甘栗太郎』という焼き栗屋さんがあり、ふんわりと栗の焼ける甘い匂いが漂ってくると、なんともノスタルジックな気持ちになったものです。
芋(さつまいも)は年中手ごろな値段で手に入ることと、焼き芋ファンの方がとても多く、堂々の2位。
熊本はさつまいもの一大産地でもありますよね。
家で焼き芋やふかし芋を手作りする、という方がたくさんおられました。
教えて頂いた方法は、焼き芋はアルミホイルでくるんでオーブンやトースターでじっくり焼き、余ったら冷凍して食べたい時にチン。
ふかし芋は、蒸し器で作るオーソドックスな方法に加え、炊飯器に水100㏄とお芋を入れ、玄米炊きで調理すると手軽においしいふかし芋ができるという、斬新なシェアリングもありました。
また、輪切りにしたサツマイモを水にさらし、バターでこんがり焼くと子供のおやつにピッタリ、というレシピも教えて頂きました。
そして、僅差で3位だったかぼちゃですが、これも年中手に入りやすいこと、おかず、サラダ、スープやみそ汁、スイーツなど、汎用性が高いことも人気の理由のようでした。
私はかぼちゃに1票入れたのですが、なんといっても皮をむかずにそのままざくざく切って使えることことと、天文学的に偏食がひどい我が子が食べてくれる数少ない食材であることから、ほぼ一年中冷蔵庫に入っています。
かぼちゃのポタージュは、カボチャを水からゆでて、柔らかくなったら牛乳を入れてマッシャーで攪拌、塩コショウで味を調えるだけ。
サラダは、ざく切りのかぼちゃを600wのレンジで7~8分加熱。荒くつぶしてマヨネーズで和えるだけととても簡単です。レーズン、クルミ、刻んだリンゴなどをお好みで加えたり、マヨネーズをクリームチーズに変えるとデリ風になりワインとの相性もいいので、お友達との持ち寄りパーティーなどの時にもよく作って持っていきます。
ということで、思いのほか白熱した、「芋・栗・南京(かぼちゃ)どれが好き?選手権」でしたが、着地したみなさんの意見は…
「実際のところ、どれも大好き♡」。
秋に旬を迎える甘くてほっこりした食べ物は、心も体も癒し温めてくれますよね。
「こんなレシピもあるよ」という方、ぜひぜひ教えてくださいね。
さて、私の近況ですが、10月は頭痛もそれほどひどくなく元気に過ごせていた気がします。
10月中旬には、所属していた大学サークルの40周年パーティーがあり、単独東京帰省。
自覚している以上に、膨大な記憶が消去されていたようで、サークル活動で共に過ごした先輩、同期、後輩からあれやこれやとエピソードが飛び出すたびに、自分の記憶と整合させる作業に頭脳が追い付かず、未消化のまま数日間ぼんやりとしてしまいました。
30年ぶりに再会した旧友たちもいましたが、みんなそれぞれに、それぞれの時間を重ねていて、時間は平等だな、と思いました。
そして、私は東京から遠く離れて暮らしていて、なかなか今の自分の立ち位置を何かと、もしくは誰かと照らし合わせて認識することが難しい状況なのですが、
「今の私は、控えめに言ってもとても恵まれていて、そして幸せなんだ」ということを、強く感じました。
ヨガを教えるという仕事は、社会的にはまだまだ認められていないかもしれませんが、自分の裁量で仕事ができていて、自分の家にスタジオがあって、そしてレッスンに通って下さる奇特な方々がいる、ということは奇跡に近いほど幸運なことです。
気持ちを引き締め直して、ヨガやヨガを教えるという仕事に向き合っていきたいと心を新たにした、そんな機会となりました。
もし、今の状況に悶々としていたり、自分の生活に疑問や不満があふれてしまう時は、自分を生活圏から外に出して、新しい刺激を体験すると、自分の緯度経度が認識できる気がします。
人と話すことは、自分の認識を別アングルから眺め直すブレインストーミングになりますよね。
今悩んでいる方には、一人旅や久しぶりの友達と会える、そんな機会があるといいな、と思います。
さて、ヨガ教室からお知らせですが、来年1月24日(金)に『はじめてのアーユルヴェーダ』というワークショップを行います。
アーユルヴェーダとは4000年以上の歴史があるといわれる、インド、スリランカ地方に伝わる伝統医療で、ヨガとは姉妹関係にある生命科学です。
私とアーユルヴェーダとの出会いは10年以上前に遡りますが、専門家よりアーユルヴェーダとヨガについての教えを受け、養成講座を修了しています。
また、継続的にアーユルヴェーダを生活の中に取り入れ、毎回のヨガレッスンにはアーユルヴェーダの考え方を中核に据えて内容を組み立てるなど、今の私にとってはアーユルヴェーダは欠かせない要素となっています。
人間はずっと同じ状態にあるわけではなく、年齢、季節、時間などによって、優位になるエネルギーが変化するため、そのエネルギーを調節することが、体と心の健やかさを育む、というのがアーユルヴェーダの理論です。
エネルギーバランスの仕組みを理解すると、今感じている不調を和らげたり、不調を未然に防ぐことができると考えられています。
今回のワークショップはベーシックな理論をお伝えすると共に、参加者のドーシャ(質)診断も行います。
よりナチュラルな健康や幸福へのアプローチにご興味のある方は、ぜひご参加下さい。
11月は、あっという間に駆け抜けていってしまいそうですね。
芋・栗・かぽちゃをはじめとして、たくさんの季節の恵みを頂きながら、眠い時はしっかり寝て、そして適度に体を動かして、健やかにお過ごしくださいね。
これからの1ヵ月が、みなさまにとって心清々しく過ごせる日々でありますよう、お祈りしております。
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