2024年8月のメッセージ


陽のエネルギーみなぎる、8月に入りました。


北半球、たいへんお暑うございます。

みなさま、とけずにお元気でお過ごしでしょうか。


こちら、九州熊本も猛烈な暑さとなっております。


それぞれのお役目を果たされているみなさま、屋内でも屋外でも、どうぞ健康が守られますようにお祈りいたします。


この暑さですので、日中は江津湖周辺も閑散としています。


お散歩やウォーキングのピークは朝の5時ごろ、そして夜しっかり日が沈んでから犬の散歩やランニングに来られる方が多いようです。


今日の天気予報によると、8月上旬がこの夏いちばんの暑さとのこと。

この先、気温が下がるとはとても想像できませんが、それでもいつか秋がやってくることを信じて、この夏を乗りきっていきましょう。



アーユルヴェーダでは、夏は『ピッタ』という火のエネルギーが強くなる季節と考えられています。


クラスの中でみなさまにお話ししていることは、ピッタの座である小腸から胃の下半分に負荷をかけすぎないよう、氷の入った飲み物やアイスクリームなどをできるだけ控えること。もし、冷たいものを摂る時は、昼間陽の高い時間帯に。


そして、ピッタが憎悪しやすい目を、サングラスなどで守ることをお勧めしています。

私は、運転時や長時間外にいる時は必ずサングラスと帽子を着用、外出から帰った後は、アイスノンで後頭部を冷やしたり、目に冷やしタオルを乗せて目に溜まった熱をクールダウンするようにしています。


夏にため込んだ疲れや熱は、この後にやってくる秋にさまざまな不調となって現れることがあります。


この季節ならではの明るく上昇するエネルギーを楽しみながら、うまく体とコミュニケーションをとって、来る秋に備えたいですね。



スタジオレッスンでは、7月は暑さに慣れるために、どのクラスもゆったりとしたリラックスヨガやヨガニドラを中心に行いました。


8月はみなさんの様子を見ながら、ピッタの座である胃や小腸のあたりを優しくはたらきかけるような、ねじり、前屈、側屈を適度に取り入れた内容にしていきます。


8月は子供の夏休みで予定が変則的に入っており、お休みが多くなります。

ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。




この夏のご予定はいかがでしょうか?


スタジオクラスでもみなさまにお尋ねしますが、それぞれのお立場で夏の過ごし方も三者三様なようです。


家族構成によって夏の過ごし方は大きく異なってきますね。


学校がお休みなので、お子さんがいるご家庭はどうしても子供中心の生活になりますし、大人だけのご家庭では、旅行に行かれたり、お盆をご実家で過ごされたり、遠方の家族を迎え入れたり。


いつもどおりの生活という方もいらっしゃるかと思います。



我が家には小学校3年生男児がおりますので、「夏」と書いて「修行」と読みます。


子供の尽きることのないエネルギーを受け止めるのには、こちらの胆力が試されますね。


夏休み中の私は、お昼寝をしないと夕方ごろには頭の中が真っ白になってきますし、毎朝のヨガ練習は、ほとんどを仰向けでゴロゴロしています。


そんなトホホな状況ではありますが、長らく付き合ってきた更年期症状も徐々にやわらいでいき、偏頭痛も稀にしか起こらなくなったため、夏を楽しもう!というワクワクが久しぶりにわき起こっています。


キャンプ、プール、離島への家族旅行、友人との夕食会、などなど、楽しみな予定をカレンダーにたくさん書き込んでいます。


特に、鹿児島の離島への旅は、未知の世界への期待で心のトキメキが止まりません。


せっかくの予定を楽しむためにも、体力が枯渇しないように、しっかり休憩をとりながら、一度しかない2024年の夏を味わいたいと思います。



先日は、友人家族と阿蘇のキャンプ場(ロッジ泊)に行ってきました。


友人と私の誕生日が近いことから、ロッジをガーランドや風船をデコレーションして、ちょっといいスパークリングワインで乾杯しました。


大切な友人と家族と、森の中での誕生日会。

なんだか、じんわり嬉しかった。



今年、私は50歳になりました。


50代に入った率直な気持ちは、「よくぞ、よくぞ、50代にたどり着きました!」


心の荷物をふっと下ろしたような、安堵感があります。


この感情に根拠はありませんが、もうそれほど頑張らなくてもいいと、勝手に感じています。


これまでの経験を土台にしつつも、足の裏が地面から数ミリ浮いているような、自分と外の世界の境界線がぼんやりしているような、そんな存在になりたい。


アーユルヴェーダでは、人間は加齢と共に体や心の質が変化していくと考えられています。


人間のライフサイクルとエネルギーは、幼年期の水(カファ)、青年期・壮年期の火(ピッタ)、老年期のヴァータ(風)、そして最後は空気となってこの世界に溶け込んでいきます。


変化する肉体や精神を衰えととらえず、どんどん軽く純化していくことで、ゆっくりと自然に戻っていくのだととらえれば、与えられるすべてをギフトだと感じることができるのでしょう。



さて、今後のイベントレッスンのお知らせです。


9月15日(日)に秋津公民館で週末オープンクラスを行います。


秋分の日が近い日程ですので、夏の熱をゆっくりとクールダウンするような、おだやかなフローヨガ(いくつかのポーズを流れるように組み合わせるヨガ)を行う予定です。

また、短くヨガ哲学のお話もします。


秋津公民館の和茶室は離れになっていて、まわりをぐるっとお庭でかこまれている静かな空間です。


季節の変わり目、ほっと一息つきに来られてください。



そして、10月6日(日)に秋の江津湖早朝ヨガを行います。


今回から、お申込み不要の自由参加とさせていただきます。詳しくはホームページの江津湖早朝ヨガページをご覧ください。


秋の江津湖は、心に染み入るような静けさが広がっています。


ぜひ、早朝のサットヴァ(純質)な時間・空間を、ヨガと共にお過ごし下さい。



夏との相性は、人それぞれかと思います。


ただ、気温が高いことで自覚している以上にエネルギーを消費していますので、自分の身体や心のメッセージを受け取りながら、食べ過ぎ、冷たいものの摂りすぎ、睡眠不足に注意してお過ごしくださいね。


季節が移り変わる頃、オープンクラスや江津湖早朝ヨガでお会いできることを楽しみにしております。


それぞれの場所で、どうぞお元気で素敵な夏をお過ごしください。


aozora yoga kumamoto

江津湖ほど近くにある アットホームな自宅ヨガスタジオ