「なんとなく気分が冴えない。」
「後ろ向きな気分から抜け出せない。」
「体も心も疲れきっている。」
「でも、ヨガのレッスンに行く時間がない。」
日々の生活の中で、どうしてもネガティブスパイラルから抜け出せないときがありますよね。
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先日、かねがね訪れてみたかった長崎県の九十九島を家族と旅し、遊覧船に乗ってクルーズを楽しみました。
コバルトブルーに輝く穏やかな海、点在する203の島々に松の木が青々と覆い茂り、西に沈もうとする太陽は黄金を散らしたかのように輝き…。
なんともいえない“清々しい気”に満ち溢れた世界。
まるで自分が万華鏡の中にいるような錯覚。
これは、この世なのか?
それとも、極楽といわれるところは、こんなところなのか?
私は甲板に立ち、2歳の息子を抱いたままそっと目を閉じて呼吸に集中してみました。
体中が太陽の色に染まって、心が空にすっと吸い込まれていくような感覚。
今までヨガのクラスで「瞑想」のプラクティスはしてきましたが、一度も「これが瞑想なのかな?」という感覚を味わったことがありませんでした。
いつも、頭の中で『邪念』や『妄想』が大パーティーを開いている状態。
でも、九十九島でのこの瞬間、もしかして、瞑想はこんな感じなのかな?というかすかな感触がありました。
九州にはたくさんのパワースポットといわれるところがあります。
でも、仕事や育児で忙しいときは、遠くに足が延ばせんよね。
疲れて、傷ついて、ネガティブな気分から抜け出せない時、お気に入りの公園や神社、近くの川や海、湖にでかけて太陽に向かって腰を下ろし、少しの間目を閉じて自分の呼吸に意識を向けてみる。
それだけで、とても素敵なYOGAのプラクティスになると思います。
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