今年も最後の月となりました。
どのような毎日をお過ごしでしょうか?
九州熊本県、朝は阿蘇など標高の高いところはマイナスになりますが、平地は穏やかに晴れて暖かい日が続いています。
江津湖はたくさんの野鳥が越冬のために飛来していて、鳥たちのおしゃべりがとても賑やか。
「よぉ!ひさしぶり!」のような会話を繰り広げているのでは、と散歩しながら妄想しています。
今年は12月22日が冬至で、この日に向かって夜の時間がどんどん長くなります。
日照時間が減ると、気持ちが沈んだり、やる気が起きなかったり、ネガティブ思考になったりしますが、そんな時は無理せずに、暖かくしてゆっくりと過ごしたいですね。
ただ、家の中にばかり閉じこもっていると、夜の睡眠の質が下がりますので、お天気の良い日には、お散歩しながら太陽の光を浴びて日光浴をしたり、たくさん深呼吸をしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとコンビニまで歩く、とか、朝ごみを出しに出たついでに近所を一回り、でもいいと思います。
冬至といえば、かぼちゃを食べるご家庭も多いかと思いますが、かぼちゃは冬至の七草のひとつ。
栄養豊富な食材ですが、特にベータカロテンとビタミンEの含有量は野菜の中でもトップクラスだそうです。
粘膜を保護して、抵抗力アップの効果や高い抗酸化、血行改善などの作用が期待できます。
子供も大好き、甘くてほくほくなかぼちゃは、煮物にスープにスイーツに、レシピの幅の広さもうれしいですね。
ヨガクラスは、12月21日から1月6日まで冬休みをいただきます。
年内は太陽礼拝や大きな筋肉を動かすポーズ中心、年明けはゆっくりと体の感覚を戻していく内容の予定です。
さて、一年の締めくくり12月となりましたが、今年はどのような年でしたか?
私はあまり記憶がない、というか、頭がぼんやりとしていて、まるで人の人生を生きていたような一年でした。
おそらく、自分で自覚している以上にコロナによる状況の変化に、心揺さぶられていたのでしょう。
今年の前半は、ヨーガ療法の勉強に全集中していましたので、終わったときにはへとへとでしばし呆然。
そんな渦中、お盆休みに、意を決して奄美大島に家族で旅行に行ってきました。
息子が卒園する時に海外旅行へ行こうとコツコツお金をためていましたが、状況的に海外に行くことは難しいので、国内で一番行ってみたかった奄美を選びました。
私は以前、音楽に関わる仕事(レコード会社勤務)をしていましたが、奄美大島出身のミュージシャンも何人か所属しておられて、一緒にお仕事させていただくことがありました。
みなさん、とても独特な空気感をまとい、その方の周りだけ時間の流れがゆっくり流れていて、奄美島唄特有の歌いまわしもとても印象的でした。
奄美大島には奄美FMというローカルラジオがあるのですが、レンタカーに乗りながら一日中このラジオを聞いていました。かかる曲の90%は奄美の島唄、そのうちの50%は元ちとせさんだったような印象でした。
元ちとせさんとは、何度かお仕事でお会いしていますが、独特な世界観をお持ちの方でした。
世間に媚びるような要素が一つもなくて、奄美の魂がすっとそこに存在しているような、まるで精霊のような、お姿も歌声も本当に美しい方でした。
そんな元ちとせさんの歌声がラジオから流れてきた時、奄美の空気と彼女の歌声がす〜っと溶け合って、あぁ、なぜ彼女がこのような曲をこのような歌声で歌うのか、やっと分かった気がしました。
元ちとせさんの肉体を通して、島が唄っているんだな!
これは、奄美大島に行かなければ感じえなかったことでしょう。
それから、奄美大島は、いわゆる南の国のパラダイス!イエイ!ではなかったです。
どちらかというと、人間を寄せ付けない土地ではないかと思います。
島のほとんどが深い森に覆われていて、そこらじゅうがトンネルだらけ。雨が多く、多湿で、8月の奄美は暑くじっとりとしていました。
それでも、台風の多い過酷な気候や、幾多の悲しい歴史にも負けずに、あの島に暮らし続け、特有の自然風土や文化を守ろうという、島の人の覚悟みたいなものを感じました。
奄美大島に行く前に、ある方から「奄美大島は来る人を選ぶんだよ。まだ来る準備のできていない人は、台風が来て飛行機が飛ばなかったりして、島にたどり着くことができないんだって。」と言われました。
幸いにも、島に入れていただけたので、ぜひもう一度訪れたいな、と思っています。
なんだか、旅行記になってしまいましたが、何を言いたかったかというと、この奄美大島の旅行以外の記憶があまりない、ということです。
それだけ、毎日が平和で平穏なんでしょうね。
感謝、ナマステです。
最近、ヨガのクラスに来られている方を拝見していると、みなさん少しずつ日常を取り戻して、心穏やかに過ごしておられるな、と感じます。
みなさんと2Fのスタジオで体をゆっくり動かしたり、呼吸を味わったり、短い瞑想の中に浸ったりする時間が、私にとって最高の癒しです。
一人でヨガをしていても、このような感覚にはならないので、不思議です。
年の瀬ではありますが、生きているだけで丸儲け、毎日のご飯を作っているだけで100点だと思いますので、今年はゆっくりのんびりな12月を過ごしたいですね。
終わりよければすべてよし。
12月の過ごし方で、来年の運気も変わるような気がしています。
私も、大切なお友達と久しぶりに夜のお食事に行く予定があり、とても楽しみにしています。
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