桜前線はあっという間に日本を北上していってしまいました。
九州地方では3月の半ば過ぎから桜の花が咲き始めましたが、今では鮮やかな緑の葉っぱがいきいきと太陽の光を浴びています。
春は朝夜と日中の寒暖の差が激しく、花粉や黄砂の影響などで、さまざまなマイナートラブルに悩まされる時期でもあります。
体は「動きたい!」というメッセージを発する季節でもありますので、軽いウォーキングやラジオ体操、YouTubeを見ながらストレッチ、そしてもちろんヨガなど、自分に合った方法で気持ちよく体を動かしていきたいですね。
4月と5月には江津湖早朝ヨガも行います。
この時期ならではのご褒美のような時間。
ぜひ、早起きして素敵な朝時間をご体験ください。
江津湖早朝ヨガについてはコチラから。
◯4月の空席状況はInstagramをご覧下さい。
なお、ヨガリラックスと産後ヨガ①は定員に達しているため、一次新規募集を停止しております。
◯5月は連休や養成講座などの影響でお休みが多くなっております。
どうぞ、ご了承くださいませ。
あまりしんみりはしたくないのですが、去年の今頃のことを思い返すと、あの頃は世界中が入り口も出口もないブラックホールに突然放り込まれたようで、先の見えない不安に覆いつくされていました。
日本では学校が休校になり、一気にリモートワークが進んで、家族の在り方が急速に変化せざるをえない事態でしたね。
私はヨガのレッスンをプライベートレッスンのみに切り替えて続けていましたが、幼稚園や小学校のお子さんを持つお母さん方のご苦労を目の当たりにして、子供にとっても親にとっても、学校は本当に重要な役割を担っているのだ、と痛感しました。
あれから1年たってもコロナウィルスとのお付き合いは続いていますが、去年桜を見上げていた頃に比べて、社会も落ち着きを取り戻し、手探りで新しい秩序を構築しつつあるように見えます。
そして、幸いなことに学校は通常通り。
ありがたいですね。
もちろん、業種によっては本当に困難な中におられる方も多いかと思いますが、助け合いの気持ちで、一緒に乗り切っていけたらと思います。
さて、年始に立てた目標。
できるだけ、映画や読書などに親しむこと。
2~3月は確定申告でアップアップしていましたので、思ったように時間を取れませんでしたが、今は、7月のヨーガ療法養成講座の論文準備のために、トラウマに関する本を集めて、読み始めています。
ヨガを指導する仕事をさせていただいて痛感するのですが、ヨガには心や体を開放して、内なる静寂に気づかせてくれる効果もあるのですが、時によっては、自分を内観することで過去のトラウマの蓋が開いてしまうことがあります。
時々、レッスンの後に生徒さんからご相談を受けることもあり、今後の私の成長のためにも、今回の論文はヨガとトラウマについて書こうと思っています。
トラウマの定義はとても広義ですし、車に軽くかすり傷がついたような軽度のものから、車全部が水没してしまったような重症のものまで、さまざまでひとくくりにはできません。
文献を読みながら、もう少しテーマを絞り込めたらと思っています。
映画ですが、先日『ノマドランド』を観てきました。
数々の国際映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞も6部門ノミネートということで、ご存じの方も多いかと思います。
色彩を抑えたモノトーンに近い映像美と、最小限のセリフ、役者(ほとんどが現役のノマド)の奥深い表情や、アメリカ西海岸の荒涼とした風景が織りなされた、非常に印象深い映画でした。
映画が終わった後、「ふー。。。」と深いため息が漏れるような、観た人それぞれに何か宿題のようなものを投げかけてくれるような映画。
私に投げかけられたメッセージは、「この世に”永遠”はないんだ」ということ。
愛する家族も、居心地のよい我が家も、真剣に取り組んでいる仕事も、そしてこのわが身も、すべて有限である、そして、年を重ねるごとにそのことが鮮明に現実となり、とても切なく悲しい。
ヨガ(ヴェーダ哲学/約4000年前)では、唯一未来永劫なものは、真我『アートマン』であると説いています。
その真我にたどり着くために、日々鍛錬と修行を続ける、それがヨガの道。
人類は地球上に誕生してこの方、同じテーマを背負って生きてきているのかもしれませんね。
映画の感想をもう一つ、「自由には孤独がつきものだ」ということ。
自由と孤独は表裏一体。
4月3日現在、熊本市でもまだいくつかのシネコンで上映されていますので、ご興味ある方はぜひご覧になってください。
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