10月に入り、熊本にも秋らしいカラッとした風が吹くようになりました。
ようやく熱帯夜から解放されて、ほっとひと息ついている方も多いかと思います。
残暑の厳しい9月でしたが、お元気でお過ごしでしょうか?
秋の味覚が店先に並ぶようになり、おなかがグーッ。
旬の野菜や果物は、私たちが豊かな自然サイクルの中に生きていることを教えてくれますよね。
近くの八百屋さんは私にとってのパワースポットです。
これから、一気に冷えと乾燥の時期に突入します。
日照時間も短くなり、体調管理に難しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「似たものは増やし、反対のものは減らす」というアーユルヴェーダの有名な言葉があります。
つまり、もし不調を感じているようであれば、その反対の性質のものでお手当てしよう、ということです。
これから『冷え』て『乾燥』してきますので、体の内と外、そして心を『温め』『潤す』。
寝具を調節したり、冷えている場所に長時間いないこと、オイルやクリームで保湿をして、適度な油分を含んだ温かい食事を摂る。
さて、心の潤いは…いかがでしょう。
感情が動く”ときめき”、大切ですよね?
最近、ときめいてますか?
レッスンでは、秋に乱れるといわれるヴァータエネルギーを整えるために、骨盤域をゆっくりと緩めるようなポーズを取り入れていきます。
秋は感覚が冴えわたりますので、自分の内側に深く寛ぐような、穏やかな瞑想も行っていきます。
人間の身体も自然界の一部ですので、秋分の日を境にどんどんと冬に向かって支度を始めていたはずですが、あまりにも残暑が厳しいので、内側の世界と、私たちをとりまく周りの世界のギャップに、どっと疲れを溜めてしまった方もいらっしゃたのではないでしょうか。
かくいう私も、9月はこてんぱんにバテてしまいました。
食欲が落ちて3週間で1.5キロ体重が減ってしまい、これはまずい、食べなくては、と思いました。
夏休み中の小2息子は、習い事をすべてお休みして、平日は卒園した保育園の学童クラブで自由気ままに過ごしていましたので、エブリデイ超ご機嫌。親もストレスフリーで、家族みんながマイペースに過ごせていました。
新学期が始まり、習い事も再開したことから、一気に外の世界とのつながりが戻り、息子を介してのあれやこれやに心揺さぶられる日々。
もちろん、学校や習い事を通しての人間関係はかけがえのないものなのですが。
ヨガ教室も、9月末には座学会、10月1日に早朝ヨガがあったため、同時進行で準備を進めなければならないことも多く、相変わらずものを詰め込みすぎる自分自身に、反省しきり。
そんな中でも、仲間たちとキャンプに行って、静かな自然の中でゆったりと寛いだ時間を過ごしたり、10年ぶりに野外フェスに行って、骨の髄まで生の音楽を浴びるという贅沢に身を浸したり、素晴らしい時間もたくさんありました。
10月1日(日)の江津湖早朝ヨガには、今回もたくさんの方がご参加くださり、心地の良い朝時間をご一緒することができました。
お越しくださったみなさま、そして受付などのお手伝いをしてくださった有志のみなさま、ありがとうございました。
天気予報は曇りだったのですが、前線の通過で未明から小雨が降り続き、準備をしている最中も霧雨。
どうなることかと思いましたが、イベント直前に雨があがり、しっとりとした空気に包まれながら静かなヨガ時間となりました。
江津湖早朝ヨガを初めて6年、回を重ねるごとにたくさんの方がお集まりくださるようになり、本当にありがたく思っています。
ただ、50人を超えたあたりから、私一人でハンドリングするのが難しく感じるようになりました。
江津湖早朝ヨガは、誰でも気軽にヨガと親しんでいただける場として、そして江津湖の素晴らしさを感じていただくために、無料イベントにこだわって続けてきました。
今後も継続していけるように、よい方法を考えていきたいと思っています。
私は秋が大好きです。
空気は澄み、空は高く晴れ渡り、もちろん台風も多いのが九州地方ですが、戸外で行われる楽しいイベントも多く、ピクニックやキャンプにも最高の季節です。
読みたい本もいっぱいあります。
みなさんは、秋にどのようなご予定がありますか?
楽しみにしていることは、どんなことですか?
遠くに行かなくても、いつも車で通り過ぎてしまう道をゆっくり歩いてみたり、いつもとは違う時間帯に通るだけでも、たくさんの発見があるかもしれませんね。
久しく会っていない友達に「元気?」と連絡してみても、いいかもしれません。
きっと、その方もあなたに会いたいと思っているはず。
以心伝心、ありますよね。
お仕事が忙しすぎたり、体調がいまいちだったり、家族間でなんらかの問題を抱えていたり、みんなそれぞれあると思います。
でも、空を見上げて、温かいごはんを食べて、大切な人の顔を思い浮かべたら、きっと今日一日を生き抜けるはず。
私たちはいつだって、ひとりではないのだから。
2023年も残り3ヶ月、まばたきをしている間に過ぎ去ってしまいそうですね。
この一年に重ねた日々が、豊かな秋の実りとなって、届きますように。
素敵な10月をお過ごしください。
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