「初恋」

「初恋」…ドキッとしますね。
この一言で、一瞬にして100光年もの彼方に記憶が飛んでいく、とてもパワーのある言葉。
それぞれ、思い浮かべる風景や空気があるかと思います。

実はこの「初恋」、先月リリースされた宇多田ヒカルさんの新しいアルバムのタイトルです。

インタビューで、なぜタイトルに「初恋」とつけたのか、という問いに対して彼女は、

“わたしにはいわゆる恋愛としての初恋の体験はない。初恋とは、初めての深い人間関係のことだと思っている。だからわたしにとって初恋とは自分と父親、自分と母親との関係。その後の恋愛は、父や母との関係を再確認するものだった。”

と答えていました。
母を失い、母になった彼女だから紡ぎ出せる言葉。


今日のヨガリラックスに母娘でご参加下さった方がいらっしゃいました。

お嬢さんは関東に就職し、そのまま結婚されて里帰り出産のため熊本に帰省中。
臨月を迎えた我が子を、温かく見つめるお母さまのなんとも優しく深い愛に溢れたまなざしに、私も目の奥がつーんと熱くなる思いでした。

新しい命の誕生は、次世代にバトンを渡す愛のリレー。

人はいつの時代も親と子の関係に育まれていくものだと、宇多田ヒカルさんの言葉が鮮やかに蘇った今日のレッスンでした。

aozora yoga kumamoto

江津湖ほど近くにある アットホームな自宅ヨガスタジオ