2022年12月のメッセージ


2022年も最後の月となりました。


光陰矢の如し、ついこの間クリスマスツリーを片付けて、年賀状をオーダーしていたような気がするのですが、あっという間に月日が一周してしまいました。


一気に季節が進むこの時期、それぞれの場所で、お元気でお過ごしでしょうか。



江津湖周辺は、紅葉が最終盤となり、美しいグラディエーションが湖の周りを彩っています。


散歩している人たちも、一斉に上を見上げて、写真を撮ったり、うっとりと眺めたり。


木々は、新緑で春の訪れを教えてくれて、夏には青々とした葉を広げてその生命力で私たちを勇気づけてくれ、そして、散る間際には目にも鮮やかな紅葉で心を満たしてくれる。


けなげだなぁ、ありがたいなぁ、と思いながら、足元のカサコソいう音楽に耳を傾けながら、気持ちよく秋のお散歩を味わっています。



12月に入り、ぐっと寒さが深まるようです。

長期予報では、今年の冬は寒さが厳しいとか。

感染症も気になる季節でもありますので、温かくしてお過ごしください。


部屋の温度も大切ですが、湿度もとても重要とのこと。50~60%に保てるよう、加湿器などで調節していきたいですね。


冬の時期は、下向きのエネルギー、アーユルヴェーダでいうところの『カファ』のエネルギーが増えると言われています。

身体を重だるく感じたり、やる気が出なかったり、おなかに未消化物がたまっているような気がしたり。

年末年始は食べなれないご馳走を頂く機会も多いので、食べすぎた翌日は、汁物やおかゆなどで胃腸を休ませるなど、工夫して元気に過ごしたいですね。


また、運動を習慣化させることで、体調を整え、健康寿命を延ばすことができます。

朝夕の散歩、寝る前のストレッチ、縄跳び、ラジオ体操やテレビ体操もいいと思います。

5~10分の短い時間でよいので、一日1回集中して体を動かす習慣を身につけてみましょう。


ヨガのクラスでは、体をしっかりほぐしてから、血行を促進するような全身運動や立ちポーズを取り入れて、下に下がりがちなエネルギーを上昇させるようなレッスン内容にしたいと思っています。



先月のブログでお知らせいたしましたが、マタニティヨガのクラスにつきまして、当面の間休講させていただくこととなりました。


なお、aozora yoga kumamotoの会員さまで、妊娠中(16週以降)にヨガレッスンを受けられたい方は、レギュラークラス内で対応させていただける場合もありますので、ご一報ください。


年末年始はおやすみを頂きます。

年明けは2週目より元気にレッスン再開いたしますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。



みなさんにとって、2022年はどんな年でしたか?


もはや『Stay Home』も死語となりつつあり、3年目のwith コロナ生活はもはや日常となってきました。


私自身、コロナに罹患もしましたし、息子の保育園卒園と小学校入学、そして、度重なるクラスターで休園、休校が繰り返され、心身共に大きく揺さぶられた一年でした。


それでも、こうやってまぁまぁ元気で12月を迎えられることは、本当にありがたいことだと思っています。


さて、毎年『今年のスローガン』のようなものを選んで、紙に書いて、台所に貼っているのですが、

2022年は、”異質なものの中にこそ宝”、というフレーズ選びました。


つまりは、興味のない分野や、自分とは住む世界が違うと思えるような人たちとも、積極的に関わっていこうよ!という意気込みだったわけです。


一年経ってそれがどれくらい達成できたかは正直よく分かりませんが、そのような気持ちを持って一年過ごしたことは確かです。




今、大ヒットしている地上波ドラマでは、人生の途中で聴力を失った方が主人公です。

私もようやく見逃し配信で見始めましたが、色々に考えさせられます。


真のダイバーシティ(多様性)とは「関わりがないと思っている世界に興味を持つ」ことから始まるのだな、と思いました。

異質なもの、自分とは関係がないと思っている世界にこそ、実は自分の内なる思いを引き出してくれる何かがあるのかもしれません。


2023年も引き続き、自分の枠の外に一歩踏み出す勇気をもって、過ごしていきたいです。



さて、江津湖沿いを散歩していると、地域の方がボランティアで植えて下さっている季節の花々に目を癒されることが多々あります。


そんな中でも、マリーゴールドの花は、暑さ寒さに強く、春から冬にかけて開花するため、一年の長い間、その美しいオレンジ色のフリルで私たちを楽しませてくれます。




私は、マリーゴールドの花を目にするたびに、大学生時代に1か月間旅をしたインドの風景を鮮明に思い出します。


インドでは、マリーゴールドの花は祝福の花とされ、ヒンドゥーの神々へのお供え物として、また、結婚式などのお祝いの席には欠かせない花として、街中で売られていました。


暑くて、埃っぽくて、スパイスのにおいが充満しているインドの街々で、マリーゴールドの鮮やかなオレンジは、そこだけが清浄で、この世の幸福と平安を象徴するかのようでした。


インドでは、2020年5月に新型コロナウイルスと闘う医療従事者に感謝の気持ちを伝えるために、インド軍がヘリコプターで大量のマリーゴールドの花びらを上空から降らせたそうです。


インド人にとって、マリーゴールドはこの世界に彩りと祝福をもたらしてくれるシンボルなのですね。



マリーゴールドが、いつもさりげなく咲いて、日常を彩っていてくれているように、いつも自分の身近にいて、元気づけてくれたり、助けてくれたり、導いてくれたり、そして笑顔にしてくれる大切な人ほど、気づかないものです。


そんな身近な大切な人に「ありがとう。」を伝えられるチャンス満載なのが、これからの季節。


ちょっとしたギフトやカードで、感謝の気持ちを伝えることも、人生を豊かにする一つの行いなのではないかな、と思います。


物を渡せなくても、さりげない感謝の言葉も嬉しいですよね。


雨の日も風の日もゴミを収集してくださる作業員さん、郵便物や新聞、荷物を丁寧に届けて下さる配達業の方々、私を温かく迎え入れてくれる美容院のみなさん、いつもおまけしてくれる八百屋のおかみさん、さりげなく子供を見守ってくれる近所の方々、毎年誕生日に花を送ってくれる遠くに住む親友。


そして、日々ヨガをご一緒して下さるみなさん、

家族や大切な友達。


本当に、ありがとう。



12月、慌ただしい時期ですが、安らぐ場所で、ほっと心と体を休めることができますように。

そして、自分が孤独ではなく、多くの人に愛され、守られている存在であることを感じることができますように。


どこにいても、どうぞ穏やかな年末年始をお過ごしください。

この一年のご縁に心より感謝を込めて。

“神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された”
ヨハネによる福音書3:16


Wishing you a very merry Christmas.


aozora yoga kumamoto

江津湖ほど近くにある アットホームな自宅ヨガスタジオ